心不全の初期症状に気づくポイント ~息切れ・むくみ・疲れやすさは心臓からのサインかも?~
心不全とはどのような病気?
「最近、階段を上ると息が切れる」「夕方になると足がむくむ」「以前より疲れやすくなった」――このような症状はありませんか?
年齢や運動不足のせいと思われがちな症状ですが、実は心不全の初期症状である可能性があります。
心不全とは、心臓の働きが低下し、全身に十分な血液を送り出せなくなったり、血液がうっ滞したりする状態です。早期発見と適切な治療が重要です。

心不全の初期症状で注意したい5つのサイン
① 息切れしやすくなる
以前は問題なく歩けていた距離で息切れしたり、階段や坂道で息苦しさを感じたりします。進行すると、横になると息苦しく、座ると楽になる「起坐呼吸」がみられることもあります。
② 足のむくみ
心臓の働きが低下すると、体内に余分な水分がたまり、足首やすねなどにむくみが生じます。靴下の跡が強く残る、夕方になると靴がきつくなるといった変化に注意しましょう。
③ 疲れやすさ・だるさ
全身に十分な血液が届かなくなることで、疲労感や倦怠感が現れることがあります。以前は簡単にできていた家事や散歩がつらくなった場合も注意が必要です。
④ 急激な体重増加
食事量が変わっていないのに数日間で体重が急に増えた場合は、体内に水分がたまっている可能性があります。毎日の体重測定が早期発見に役立ちます。
⑤ 夜間の咳や息苦しさ
夜間、横になると咳が出たり、息苦しさで目が覚めたりすることがあります。肺に水分がたまっている可能性もあり、注意が必要です。
健康診断で心臓の異常が見つかることも
心不全の原因となる心臓の病気は、症状がない段階でも健康診断をきっかけに見つかることがあります。
特に健診で「心雑音」を指摘された場合、心臓の弁が正常に働かなくなる「心臓弁膜症」が隠れている可能性があります。
また、心電図異常や心拡大を指摘されたことがきっかけで、心臓の病気が見つかる場合もあります。
心雑音があるからといって必ずしも心臓病とは限りませんが、原因を確認することが大切です。
心不全の原因と検査について
心不全の原因には、高血圧、狭心症・心筋梗塞、心臓弁膜症、不整脈、心筋症などがあります。
循環器内科では、心電図、胸部レントゲン、血液検査(BNP・NT-proBNP)、心臓超音波検査(心エコー)などを組み合わせて評価します。
特に心エコー検査では、心臓の動きや弁の状態を詳しく確認できます。
気になる症状や健診異常があれば循環器内科へ
心不全の初期症状は、加齢や体力低下による変化と区別しにくいことがあります。
「息切れが増えた」「むくみが続く」「健診で心雑音を指摘された」 といった場合は、早めに循環器内科へ相談しましょう。
なお、安静時の強い息苦しさや胸痛、意識障害がある場合は、救急受診が必要です。
愛知県一宮市篭屋のすぎうら内科ハートクリニックでは、一般内科・循環器内科の診療を行っています。
気になる症状や健康診断での異常がありましたら、お気軽にご相談ください。